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zoom RSS 北朝鮮問題における中国の無為無策はなぜ?

<<   作成日時 : 2017/09/11 09:55   >>

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画像 どんどんエスカレートする米朝指導者の発言を聞いていると、正直イライラしてしまう。北朝鮮の発言には、かつて石油や鉄鉱石の禁輸をチラつかせられても、日中戦争を続けた日本の姿が垣間見える。実に愚かだというしかない。世界の状況に関して無知というか、井の中の蛙丸出しだからだ。

 アメリカ大統領の、品のない発言にも正直ドン引きだ。この男、本当に品位がない野郎だ、という発言しかしないのだろうか。一国の指導者が使う表現として、これほど品性を欠く指導者など、北朝鮮のようなどうにもしょうのない小国ならいざ知らず、アメリカ大統領たるものの発言としては、本当に考えられないというべきではないか。

 まあ、いいか。この男、アメリカ大統領らしからぬ、まるでそのあたりのチンピラのような表現をした男としても、永遠に記憶されるだろう。そして、そんな男が未だにそれなりの支持があるということは、それがアメリカ国民のレベルを表象しているということだ。こんな表現をしたら、日本なら、支持率はあっという間に10パーセントを切るだろう。

 まあいいか。親米派の皆さんには申し訳ないが、かの国は殺人、レイプといった犯罪が、単位人口当たり日本の50倍を超えるような国だ。もし、米軍基地が来るとなったら、どこでも基地絶対反対の大合唱が起きるだろう。米国がどんな国か、親米派といえども本当は知っている。そうじゃないというのなら、積極的に米軍基地を誘致してみろよという話だ。

 このままいけば、追い詰められた北朝鮮が暴走するか、しびれを切らしたアメリカが、その後の反撃などあり得ない圧倒的な先制攻撃を仕掛けるか、まあどちらかだろう。韓国や日本への影響を考えたら、その先制攻撃は圧倒的な規模でなされるはずだ。万一韓国、日本に大きな被害が出たら、同盟を結んでいること自体が批判されることになりかねないからだ。そんなことになったら、世界中でアメリカと軍事同盟を結んでいる国は動揺し、アメリカの世界戦略がほころびかねない。

 私が疑問に思うのは、中国の無策だ。かつて北朝鮮問題は、中国にとっては外交カードの一つなのだろうと書いたことがある。北朝鮮がいろいろしでかしてくれて、その度にアメリカをはじめとする韓国、日本、ロシアといった国々が集められ、その中で唯一北朝鮮への影響力を行使できる国として期待されることは、中国の国際的地位を大いに高めるのだろう、と。それは、アメリカとのパイプを保障してくれる保険だ。

 さらに、南シナ海における海洋進出という状況を、北朝鮮問題は覆い隠してしまう効果もあるだろう。北朝鮮問題にアメリカを縛り付けておけば、その間はかなり自由に好き勝手ができるし、北朝鮮への影響を期待して、アメリカもそうそう中国に対し強硬姿勢は取れないはずだ。

 つまり、北朝鮮問題が解決することは、中国にとって好ましくないのだろう、と。大陸間弾道ミサイルが飛び交う未来の戦争においては、北朝鮮が盾になるというような軍事的意味などより、外交カードとしての利用価値の方がはるかに高い、ということではないか。

 だが、米朝が軍事的衝突することもありうる状況となったら、もはやそんな悠長な深慮遠謀も意味を失うとしたものだ。となると、何らかの行動に出るはずなのだが、今のところ中国は状況を座視している。不可解だ。指導層の内部で、この問題をどう扱うべきか、結論が出ていないということだろうか。

 その間にもどんどん状況は進行、最悪事態へと一気に傾いて、もう誰にも止められないということにもなりかねない。さらに、このアメリカをてこずらせている問題をスパッと解決できたら、違法移民問題、温暖化問題また貿易問題等々で世界を困惑させているアメリカに代わって、新たなリーダーとして世界が期待するようにもなるだろうに。

 そのような世界の中での地位向上を背景に、アジアインフラ投資銀行をフル稼働させて経済発展を図れば、アメリカに代わって世界一の経済大国になることも早まるだろう。何の方向性も打ち出せず座視している今の現状では、中国に対する期待の分だけ失望を招く。

 まあ、中国がどうなろうと私の知ったことではないが、中国が何もしないことの意味がわからないのだ。まさかとは思うが、北朝鮮が原爆や水爆を持つことは、自分たちの陣営という大局的な視点に立てば、アメリカに対して軍事的優位をもたらすものであり、何ら問題ではないと考えているのだろうか。

 そう考えているとしたら愚かだ。北朝鮮の核武装は、いずれ韓国や日本の核武装を招き寄せるだろう。そして、原発大国である日本は、原爆なら今すぐにでも大量に生産できる原料と技術をもっている。世界の国々へ核弾頭を運ぶロケット技術など、とっくの昔に実現している。

 中国が、被爆国の国民は核武装など容認するはずはないと考えているとしたら、とんでもない考え違いである。背に腹は変えられない。北朝鮮の核攻撃の脅威が増大すれば、非核三原則は放棄され、すぐにでも米軍の核持込みが容認されるようになるだろう。たぶん、得意の密約で。かつ秘密裏に。それから徐々に北朝鮮の脅威を訴え、核武装論の気運を醸成すればいい。

 それがもたらすのは、冷戦時代の核開発競争、核対峙状況だ。そして、世界はいつでも滅び得るという、弾薬庫の上で暮らしているような恐怖に晒された生活だ。キューバ危機が伝えられた時、これで世界は終わりだと投身自殺した人もいたそうだ。確かにあの時、世界は核戦争の瀬戸際にあった。

 そんなことを考えると、このままでは何とも不穏な未来しか考えられず、嫌になってしまう。自分達が生み出したものなのに、国という組織が猛威を振るい、人間をその組織のために抑圧することを、今では誰も振り向かなくなったある思想家は、疎外と名付けた。誰も振り向かなくなっているが、そんなのは単なるブームの終焉に過ぎず、思想の問題としては全く無意味である。第一次第二次と打ち続いた戦争を説明できる思想が、他にあるとは思えない。

 国が大きな顔をし、人々の命すらぞんざいに扱う状況が、これからも続くのだろうか。思えば北朝鮮も、そのような、国家が国民を抑圧し、食い物にしている国の最たるものである。そんな見方も当然の話で、社会主義を標榜していることなど全く無関係であって、人間が自ら生み出したものによって疎外されるという思想で明確に説明できる。むろん中国も同じだ。

 まあいいか。とにかく憂鬱なとんでもない時代である。韓国や日本への影響を考えると、アメリカは簡単に動くことができず、言うことを聞かすことのできる中国は無為無策、何らかの理由で何もできない。世界を知らない【井の中の蛙国家】は、そんな逼塞状況に安心して、毎日、実に幼稚で馬鹿げた発言を繰り返している。

 さてさて、そんな逼塞状況もまた、現代を象徴しているのだろうか。未来への夢などどこにもありはしない。ひょっとして、そのような逼塞状況こそが現代社会そのものであって、それが世界的な経済停滞をももたらしているのか。少なくとも日本では、未来への夢など消滅し、生涯未婚という恐るべき事態が深刻化している。


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